秋の黄色 (No.1147 )
2025年 09月 20日
藁灰釉の乳濁について私の経験です。
藁灰は加熱に伴う揮発成分を多く含むようです。
私の持っている本には灼熱減量と書かれていて四割位あるようです。
従って、他の釉薬に比べて、かなり厚く施釉する必要があります。
写真にある作品が部分的に乳濁しているのは、おそらく施釉時の掛ムラによって、そこだけ釉が厚めだったのではないかと思われます。
かなりドロッとした濃いめの液調整で施釉されると、全体に乳濁が出るようになるかと思います。
ここで、乾いたら掛けを繰り返して厚くするのは、釉層間に隙間ができ易く、釉剥離を起こす危険性があるので、避けた方が良いでしょう。
ちなみに、藁灰釉は完全に乳濁しているより、乳濁部分に透明部分が適度に交じり合っている方が変化があって良いかなというのが私の好みです。
それにしても、特大の角盤作り、大変さ実感します。
私は、角皿を歪めずに作ることに全く自信がないので。。
自然豊かな環境も毎度羨ましい限りです。
たしかに、釉の乗りの厚さが効いているというのは磁土に掛けた場合がまさにその通りで、厚すぎて棚板に落ちた釉も白く盛り上がっていました。
他の土でも同じようになるのかは試してみます。
水盤、なんとか平らにはなっています。
うまく組み合わせた棚板に収まるか?
棚板と窯の壁の隙間が狭くなってしまうので、熱が上に届くか、などまだハードルがいくつかありそうです。
ご意見、アドバイスありがとうございます。





