窯に土を乗せること3日。やっと終わりました。

窯のサイズです。
長さ(火が通る内部寸法)煙突内部ふくめて 2300mm
各部長さ 燃焼部690㎜、焼成部800㎜、煙道及び煙突内部800mm
段差 ロストル底を0として、燃焼室底180㎜、焼成室1段目360㎜、2段目420㎜、煙道入口480mm
内部幅 燃焼部230~650㎜、焼成室690mm~460mm
高さ 燃焼部中央600㎜、焼成部前部0中央660mm、煙道入口460mm
外形寸法 長さ2410㎜、幅最大960㎜、高さロストル底を0とした時1300mm、煙突約4000mm
最近読んだ東アジアの窯の変遷について論じた,長友朋子論文(立命館大学「東アジアの窯の系譜」)において、窯の温度と窯の形について示唆に富んだ内容があったので、窯を作りながら考えてしまった。
紀元前を含めての窯の歴史において、1200℃を越える高温を得る窯は、長さが幅の数倍になる穴窯で、中国南部が起源だということ。
一方、十分に焼きしまらない、温度では1000度までの土器を焼いた窯は、焼成部が円形に近い窯(平窯という)だったという。
長いことで、煙突部と焚口の温度差ができ、斜面と相まって炎の流れが急になり、その勢いで焼成部において高温を得たのではないかとみている。
振り返って今回の窯を見ると、最大幅690㎜に対する長さが2300㎜なので、約3,3倍。煙道までに限ると、2.1倍程度です。
穴窯としては、プロの方が構える窯と比較して長さ方向が足りないかな?
昔の窯と違って、煙突があること、煙突の手前に火袋(捨て間)があることなどの影響はわからないけれど、できれば、もう少し、長さ/幅が大きいほうがいいかな?
たとえば、耐火煉瓦を置いて、実質幅460㎜にするとか。
そうすると、さっきの3.3は5に、2.1は3.2になって、相対的に長くなるというわけで。
棚板は幅15cmというのも買ったので、一応3枚敷にはなるし(もともとなら4枚敷けるけど)、十分かな。
多分そのようにして、平窯というより、穴窯という感じで炎の横向きの流れの勢いが得られるんじゃないでしょうか。
窯を焚く前に考えることはここまでですね。
行ってこいの時の、窯口がオキで詰まってしまうということもないでしょうから。
わたくし的には、これが最後の窯づくりだったということを希望しております。
前の畑の畔焼きが終わりました。
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