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練りこみの皿 (No.302)

ネット上であれこれ見ていたら、陶芸指導をしている人が、
「(陶芸で)やさしい順から言えば、ロクロ、手びねり、たたらの順だね」
と、電動ロクロも引いたことのないものから見れば全く逆のことのように見える発言をされていた。
今日はその、たたらでの制作をした。
赤白2種の粘土が来たので、これを互い違いに組み合わせて、板皿を作ることにしました。
それぞれの7mmたたらを作って、幅2cmで切って、これを交互に置いてから押し付けて、しばらく置く、という(簡易的な?)手順で準備した。
接着面の幅が7mmというのは厳しいかな?とは思いながら。
できた皿
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乾燥と素焼きの段階ではがれそうな気もしてますが、今のところは無事。
練りこみの皿 (No.302)_e0402760_18242512.jpg
2個目を作ってみましたが、案の定、端の立ち上げとくぼみを出すときに端のほうが一か所、元に戻らない剥離を起こしてしまいました。
そこで、接着面ではがした幅2cmの板に白化粧土の薄いのを塗ってから今度は2cm幅のほうを押し付けて接着し、これを切り出して削り、枕状の箸置きを作ってみました。
作業のどの過程でも剥離はおきませんでした。
練りこみの皿 (No.302)_e0402760_18304088.jpg
手元にある「やきものの教科書」(誠文堂新光社)には、接着面にドベを塗るとは書いていませんが、塗ったほうが強く接着できるということでしょうか。
たたらで作る場合この接着と乾燥過程でのひびや反りが出ることがあるあたり、やっぱり難しいです。
練りこみを本格的にやろうとすると、手順の多さにしり込みしてます。
まずはボーダー柄が安定してできるようになりたいですね。

カラマツが黄葉して、同時に落葉を始めています。
丸坊主になるのに1週間もかからないでしょう。
練りこみの皿 (No.302)_e0402760_18481107.jpg
富士見町のスキー場では人口降雪機が動き始めたようです。
中央の白い点がスキー場の頂上付近です。
練りこみの皿 (No.302)_e0402760_18494188.jpg
このところ、朝は霜が降りて寒いけれど、昼は太陽が出てあたたかい秋になっています。
有り難いですが、思うように製作が進みません。

by inutoutuwa | 2020-11-15 18:59 | 薪窯 | Comments(0)

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