一番下の段に置いたカップ類の結末です。
地元土と三州瓦粘土を混ぜた土で作ったカップ6個には化粧土をかけて、粉引を狙いました。

温度の高い場所(多分手前)に置いた下の器では白が抜けています。
粉引は1200度が境目のようです。
上の、白がくっきり出た方では、剥がれが出てしまいました。

粉引の欠点としてあげられるものですが、同じ土でも、温度の高い方では(左下)では顕著には剥がれが出ていません。
白は出したい、でも剥がれは困る。このジレンマに粉引を作る陶芸家は、土と化粧土の選択に苦労しているんでしょう。そこに1200度を超すかこさないかの温度管理が加わって、大変ですね。
今回、詰めすぎた棚板の一番後ろに置いたカップです。
まるで、釉薬がかかっていないかのようです。
かけたはずなので、温度(熱量)不足で融けなかったのでしょう。

中程手前に置いた小さな壺(赤土4号)には化粧土を筆塗りしました。
粉引としてはこれが唯一の成果です。(左側・右は天目釉)
水漏れはなかったので、必要最小限の温度はあったようです。

温度的には同じようなものだった刷毛目カップはもひとつつまらない結果でした。(右)

鉄分の多い目の粘土なのでしょう。
前に使った「粉引土」の方が好みです。
土は焼いてみないとわかりません。
いずれにしろ、粉引も難しい分野です。
店に並べるカップが一つも焼けなかったのは痛い!
ついでに、ボタンも物になりませんでした。

このあとの窯焚きでは、窯の火の回り方を工夫してみます。
詰め方⇒指1本以上離して並べる
火の回し方⇒棚板の縦置き(縦長)を横置きに変えて、棚板と火盾の間をあけ、下の棚にも炎が回るようにする
薪の窯は、倒炎式とは言っても、火が棚板の間を前から後ろに、「横に」流して未来の器たちの間を通すことで焼く窯ですね。
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